2016年1月29日金曜日

インフルエンザに注意!

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

寒くなってきましたね。インフルエンザの季節到来です。

東京都感染症情報センター 東京都インフルエンザ情報 第9号 によりますと、28日付で、
「都内のイン フルエンザ流行が注意報レベルに」 達したそうです。


赤いラインが、今年です。1月中旬より、流行が始まりました。
一昨年と同様のラインを描いていますので、ピークは2月初めですね。



1月26日火曜日の めざましテレビ でも取り上げられています。


インフルエンザの予防は、

① 飛沫感染対策としての咳エチケット
 インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。ですから、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。インフルエンザに罹ってしまったら、お家の中でもマスクをしましょう。他の家族に移すリスクを減らすことができます。
② 外出後の手洗い等
 流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法ですよ。
③ 適度な湿度の保持
 空気が乾燥すると、気道粘膜も乾燥して、防御機能が低下してしまいます。加湿や水分摂取を心がけましょう。
④ 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
 体の抵抗力を高めるために、十分な休養が必要です。十分な睡眠を心がけましょうね。受験生の皆さん!ここまで来たら本番の体調が一番大事ですよ!
⑤ 人混みや繁華街への外出を控える
 やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することをお勧めします。

番外 ワクチン注射は効果が出るまで2週間かかります。流行前の接種が望ましいです。

しっかり予防して、元気に冬を乗り切りましょうね!







2016年1月11日月曜日

大村智先生の教え

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

 大村智先生が熱帯感染症に大きな治療効果がある特効薬「イベルメクチン」などの開発による人類への多大な貢献が評価され、2015年ノーベル医学・生理学賞を受賞されました。

 大村先生の同級生に、甲陽病院でお会いしましたが、自分のことのように喜んでました。故郷の誇りですね。

山梨大学より大村智記念基金の趣意書が送られてきました。

 本基金は、大村先生が並々ならぬ情熱を注いでいる人材育成に資するため、奨学金として使用するほか、先生ゆかりの貴重な品々の展示を行うとともに、学生・教職員・同窓生はもとより、地域の皆様方も集える場として、先生のご芳名を冠した『大村記念ホール』を建設する基金だそうです。微力ながら賛同させて頂きました。

 趣意書の表紙は大村先生と 至誠惻怛




 至誠惻怛(しせいそくだつ)とは、真心と痛み悲しむ心があれば優しくなれるという意味だそうです。誠を尽し、慈しみを持って接すれば、物事うまく運ぶという教えです。

 そして、分かれ道に立った時は、祖母の教えである「人のためになることをしなさい」 それを基準に考えてきたそうです。

僕も大村先生の教えに従い努力します。

2016年1月4日月曜日

仕事始め

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

今日から仕事始めですね。

”困っている人を助けたい”

私どものミッションです。私たちに出来ることを精一杯やっていきたいと思います。

病は気から 

気をはって、さあ一緒に、前を向いて歩いていきましょう。


出勤時なので、夜明け前です。

 写真は、自宅近くの茶の木神社です。日本橋七福神の布袋様となっています。

布袋様のご利益は、夢を育て、人格を磨き、円満な家庭を築いて、金運を招福するそうです。

慈恵と和合の神様、予知と金運の神様として信仰されています。

皆様にとって、素晴らしい一年になりますように!

2016年1月3日日曜日

箱根駅伝 2016 その2




皆さん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

箱根駅伝 その2 です。

母校 帝京大学の駅伝競走部が、箱根駅伝に出場しました。
白の短パンに赤のランニング。紅白で、お正月にとても似合うユニホームです。
 
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ハラハラ、ドキドキのレース展開でしたが、ギリギリ、シード権を獲得できました。


 青のラインが個々の選手の区間成績、赤のラインが区間順位の推移です。

 ずば抜けて速い選手がいるわけではないので、皆の総力で勝ち取ったシード権だったと思います。

来年も応援で来て楽しみです!

2016年1月2日土曜日

箱根駅伝 2016 その1

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

 肝臓がんは他のがんと違い大きな特徴があります。

それは、原因がある程度わかっているということです。ちょっと前(10-20年前)まで、肝がん(肝細胞癌)の約80%がC型肝炎由来、10%がB型肝炎由来、そして残る10%が非B非C型肝炎由来でした。

C型肝炎、B型肝炎は、主に血液を介したウイルス感染が原因です。

ですから、まず新たな感染が発生しないように対策をたてました。輸血や血液製剤からの感染を防ぐため、安易に血液を使用しない、使用する場合は、スクリーニングを受けた安全な血液を使うようにしました。注射での感染を防ぐため、回し打ちをやめて1回毎の使い捨てにしました。またB型肝炎はワクチンがありますので、ワクチン接種を行い感染のリスクを減らしました。また母子感染の対策も行いました。

結果として、肝がんは他のがん腫の罹患率(がんを患っている人の率)が急上昇しているにも関わらず、発生を抑止することに成功しました。

2015/04/28 国立がん研究センター発表 2015 各種がん患者数と死亡数の推移
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150428.html


さらに死亡数を見てみますと、2000年に入ってから他のがん腫の増加を尻目に、減衰に転じています。

 そして昨年、ついに”ソフォスブビル”が登場しました。このお薬のお蔭で、長い間人々を患わせたC型肝炎ウイルスは、完全に撲滅される時代が到来しました。ですから肝癌の発生や死亡は、今後さらに減少すると思われます。

肝がんに関わる全ての人々の英知と努力の結果が実を結んだ ということになります。

 さて、残る問題は"非B非C型肝炎"です。ウイルス感染が関係しない肝炎が原因でも肝がんは発生します。最近特に増えているのが”メタボ肝がん”です。患者さんは糖尿病外来や街に潜んでいます。ある日突然お腹が張ると訴え、検査をすると進行肝がんだったなんていう患者さんが増えているんです。

 なんでメタボで肝がんなのでしょうか?

 肝臓はモノを分解したり、作ったり、貯めたりしています。人間の化学工場なんです。私たちが食べた脂や糖は肝臓に備蓄されます。そして、肝臓はこれらの栄養を体内で利用できる形に作り変えています。

 中性脂肪が肝臓にたまりすぎた場合、脂肪肝となります。つまりフォアグラ状態ですね。
脂肪肝の患者さんは1000万人ぐらいいるんじゃないかと言われています。

 脂肪肝に酸化ストレスがかかると、脂肪肝炎となり、やがて肝硬変や肝がんになってしまう恐れがあります。酸化ストレスってなんでしょう?体内の物質は、電子のやりとりをしています。肥満はこの電子のやりとりを乱すことがあります。すると電子のやり取りに不具合をもつ物質(過酸化物)が作られてしまいます。この過酸化物が、遺伝子を傷つけたり、肝炎を引き起こす原因となるんです。脂肪肝炎の患者さんは100万人ぐらいいるんじゃないかと言われています。

 メタボ肝がんを防ぐには、脂肪がたまらないようにするのが得策です。

でも、美味しいものは食べたいし、つらい運動は嫌だし、大変ですよね。

 お正月に摂り過ぎたカロリーを、消費しなければなりません。お正月恒例の箱根駅伝。早朝であれば、選手が走る本コースを体験できます。1月2日の早朝に、大手町読売新聞社前から、品川駅前まで、疾走(気持ちは)しました。選手と心は一つです。

みんな、ガンバレ!

2016年1月1日金曜日

平成28年 明けましておめでとうございます。

みなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?

思うところがあって、だいぶ間が空いてしまいましたが、再開しますので宜しかったらご覧ください。

 病院の年末は、ある意味大変です。
状態の悪い患者さんもいらっしゃいます。人生最後の年越しになりそうな方も当然いらっしゃいます。ですから出来るだけ、ご家族で新年を迎えられるようにと努力しています。ですから大晦日ギリギリまで病院で治療しています。

 さて、そんな年の瀬を無事に乗り切り、新春を迎えました。今年は暖かくて良かったですね。


八ヶ岳南麓より見た平成28年元旦の赤富士(朝焼けで山肌が赤く反射します)です。


 今年も父の名代で、実家のある集落(山梨県北杜市長坂町中丸 柿平集落)の新年御例会に参加しましたので、その様子を昨年に続き、お伝えしますね。

 朝8時に集落の中心にある諏訪神社に集合して”新年御例会”を執り行います。

土地柄、信州諏訪に近いので、氏神様が諏訪神社になったのだと思います。集落の中心に諏訪神社があります。


 昨年は寒くて大変でしたが、今年は暖かく穏やかな新年を迎えられました。

集落の住民が集まり、お互いに無事平穏に新年を迎えられたことを祝い、今後の繁栄を祈願します。


  海の無い山国では、お魚は御馳走です。昔は物流も限られ、まして冷蔵なんて無いので、”煮干し”でも御馳走です。


煮干しを肴にして、お神酒で乾杯です。ご例会の最後は万歳三唱で〆られます。



その後、皆で共同墓地にお参りに行きます(集落のはずれに共同墓地があります)。


このお石塔が共同墓地の一番奥にあります。集落全体の道祖神です。この周囲に個人のお墓が並びます。江戸時代からのお石塔がありますので、400-500年の歴史があります。


共同墓地から見た甲斐駒ケ岳と赤石山脈です。


お墓の裏手は八ヶ岳。八ヶ岳南麓の日当たりの良い場所に、ご先祖様は眠っています。


お墓参りも終わり、さあお正月の祝宴です。

庭の南天も真っ赤な実がたわわに実っています。


南天の花言葉は”良い家庭”だそうです。

江戸時代から続く恒例行事ですが、今年は里帰りした(僕も一応その一人ですが)若者たちがいくつになった?どこに住んでるの?とか言いながら、結婚して嫁さん連れてきた!って話しているのを聞いて、微笑ましく思いました。

穏やかな初春の一コマでした。